フランダースの犬



あらすじ

少年ネロと、老犬パトラッシュの話です。
舞台はフランダース地方のアントワープです。
ネロは祖父ジェハンと二人暮らしをしていましたが、ジェハンは高齢で、戦争で足を負傷し自由に歩けません。

その介護をしながら暮らしていたのがネロです。
パトラッシュはネロの仕事を手伝ってくれていました。
まさに、一心同体です。

資産家の娘のアロアと仲良くなりますが、アロアの父親には嫌われています。
のちに、アロアの父親が大金をなくしますが、それをパトラッシュとネロが見つけアロアの家に持って行きますが、パトラッシュだけを預け夜の闇へ消えて行きます。

そして、教会で死を迎えるときにパトラッシュもそこに現れ、天使に運ばれて物語は終わります。
感想

よく感動ものアニメとして死ぬシーンだけが取り上げられますが、それまでの物語を知らずにあのシーンだけ見て泣ける人は少しおかしいんじゃないでしょうか。
誰がどんな状況で死んでも泣けるというのは少し違います。

その背景が分かってこそ感動する意味があるのではないでしょうか。
海外では、この最後のシーンはかなり不評です。
基本的にバッドエンディングというか、報われない終わり方、成功しない終わり方は受け入れられないようです。

欧米人の感覚でこの作品の最後を作り直すとすると、絵画コンテストで最優秀賞を取って画家として成功しました。おじいさんも死なずに済みました。
ということになるんでしょうか。
作品紹介

フランダースの犬
アルプスの少女ハイジ
七つの海のティコ
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